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だから保険屋って嫌いなんだよ!
こんにちは生命保険営業の木沢照正です
今日はなぜ私がお客様が病気やけがをされた方のところへ、駆けつける仕事をしているかを聞いて下さい。
それは、私の大切なお客様のひとり、佐藤さんの言葉にあります。
佐藤さんに出会うまで、私の仕事は、お客様の保険の加入をして頂いて何かあった時に、お手続きををするだけの仕事だと思っていました。
佐藤さんは、10年程前にご友人の知り合いの保険屋さんから加入をされたそうなんですが、
お友達の手前、勧められるまま保険を契約されたようです。
ですから、契約内容もあまりわからない様子でした。
契約前は呼んでもないのに来るくせに、なんなんだおめーら
そんな時にたまたまお会いする機会があり訪問させていただきました。
佐藤さんにお会いした時、とても怖い顔をされていて第一声が
「保険屋?この保険の内容、お前わかんのか?」でした。
「保険屋さんてさ~。契約する時は何回も来るけど、その後って来ねーよなー」
「契約前は呼んでもないのに来るくせに、なんなんだおめーら」
「契約して数年は連絡あったけど、最近は来ねーよ。」
「だから、おめーら保険屋って嫌いなんだよ!」
佐藤さんは本当に嫌そうに、だけど…どこか寂しそうに
私に本当の本音を教えてくださいました
「どうせ、おまえも一緒だろ?」
佐藤さんの言葉に衝撃を受けたのと同時に申し訳なくなりました。
「友達の紹介だったから、断り切れねーよなー」
「友達の紹介なのに、あいつ来ねーっておかしいだろ」
「どうせ、おまえも一緒だろ?」
佐藤さんの本音を聞かせて頂き言葉が出ず、私はどうしていいかも分からず
ただただ、頭をさげてお詫びするしかありませんでした。
私には、それ以外にできることがありませんでした。
同じ保険屋として申し訳なく、ひたすら謝る事しかできない私に佐藤さんは
「せっかく来たんだから、ちょっと教えてくれよ」と言ってくれました。
保険証書を佐藤さんと並んで見ながら
「どのあたりが今、分からないとか…ご不明になっています?」
「この部分は大丈夫です?」
「他にご心配はないですか?」
私は見せて頂いた保険証券を1つ1つ指差し確認しながら、
理解してもらえているかどうか?佐藤さんの表情を確認しながら
一生懸命ご説明をしました。
ずっと、これ聞きたかったんだよ
すると、さっきまで無表情で怒っていた佐藤さんが
少しづつ少しづつ、私の目を見てくれるようになり落ち着いて話を聞いてくれました。
話をして一緒に分からない所を探し、どうやったら佐藤さんに伝わるだろうか?と
一生懸命、お伝えしていると
「あ~なるほど」
「そうゆう内容だったんだ」
「やっとわかったよ」
ご加入されていた保険の内容と佐藤さんが思っていた内容が一致していたので、少し安心されたようでした。
「ずっとこれを聞きたかったんだよ」
「ありがとな」
佐藤さんはニカッと歯を見せて笑ってくださいました。
その時の佐藤さんの顔が忘れられません。
おまえ、汗凄いけど大丈夫か!?
「おまえ、分かるよな?いつも来てくれてりゃ―俺も聞けるだろ?」
「なんで、そういうのが分からないんだろうな?」
最後の佐藤さんの本音を聞き、私はもう言葉が出ず、自然と頭をさげていました。
「自分の知り合いが契約後に放置されていたら嫌だな…」
「保険マンとして申し訳ないな…」
私は緊張のあまり、顔に大粒の汗をかいていたらしく
「おまえ、汗すごいけど大丈夫か!?」とビックリした顔で言われ
「あああ…」
とハンカチを慌てて出そうとバタバタしていたら
「おめー、面白れーなー。名前なんて言うんだ?木沢さんかぁそうか。」
私はまた「すいません。すいません。」とハンカチを手にあたふたと。
そんなやりとりをしていたら、佐藤さんが大笑いしてくれ
「木沢さん。ありがとう。内容がわかって安心だよ」
「助かったよ。ありがとう。」
そんな言葉をかけてくださいました。
(ここだけの話…緊張しすぎて…あまり覚えてないです。)
駐車場でしてくれた色々な話
そのあとは
「おまえもこういう車、好きなのか?あれも良ーよなー。シブイよなー。」
「うちの子、もう大きいからな。でも、心配になることもあるんだ」
お互いの家族の話をしたり、趣味の話、最近気になっていることなどをお話しさせていただきました。
今ではご自宅へ訪問させていただいたり、LINEで近況の報告をしたり、そんなお付き合いをさせていただいてます。
佐藤さんに会うと、「元気か!」と笑顔で迎えてくれます。
出会うたびパワーを頂けて、本当にうれしいです。
あの言葉はもう聞きたくない
この体験があって私はこう思いました。
私とご縁があった方々に
「だから保険屋って嫌いなんだよ」
「どうせ、おまえも一緒だろ?」
「契約前は呼んでもないのに来るくせに、なんなんだおめーら」
そんなことは絶対に言わせてはいけないと。
そして、無理をして保険は入るものでは無いと思います。
今の生活を圧迫してまで入るのも違うとも思っています。
だから、私は
私の仕事は単に「保険のご契約を頂く」ことではなく、ましてや不愉快にさせることでもなく
お客様がご加入されている大切な保険の「内容がわからない。」とか
「これで本当に大丈夫なのか?」
「契約して数年は連絡あったけど、最近は来ねーよ。」
と、悩む方を一人でも減らすこと。
お客様ご本人にも、その方の大切な家族の皆さんにも、何かあった時
安心して笑って暮らしていけるよう、私だからできるサポートをさせて頂くための仕事なのだと。
どうか、あなたが
せっかくのご縁を頂いた方や、大切なお客様が穏やかに毎日を過ごせますように。
保険の仕事以外でも「助かったよ、ありがとう」と言ってもらえますように。
その想いを大切にしていきたいと思っています。
これからも、1人1人のお客様から担当者としてだけでは無く
「あなたに出会えて良かった」と心から言って頂けるように、大事なご縁を大切にして参りたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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